不動産会社の選び方

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不動産会社に売却を依頼する際の「地元」と「大手」の違いは?

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売りたい人

マンションを売却しようと考えているけど、不動産会社ってどうやって選べばいいんだろう?

CMでよく見る大きな会社がいいのか、地域に密着している小さめの会社がいいのか。

会社の数が多すぎて選べないよ・・・。

こういった疑問に答えます。

先に結論をお伝えすると、

「大手の会社にもメリット・デメリットがあり、地元の会社にもメリット・デメリットはある。」

ということ。

ネット上では「大手がいい、地元がいい」といったスタンスの記事を見かけますが、一概にどちらがいいという判断はできません。

会社の担当者の力量にもよりますし、物件の条件によっても変わってきます。

「大手」「地元」といった切り口だけでなく、総合的・多角的に信頼できる不動産会社の選び方をお伝えするので、ぜひしっかり読み込んでください。

不動産売却が成功するかどうかは、不動産会社選びで決まるといっても過言ではありませんよ!

地元の不動産会社に売却を依頼するメリット・デメリット

まず最初に、地域密着型の不動産会社のメリット・デメリットをお伝えしていきます。

ここでお話しするポイントはあくまでも一般論なので、参考程度に抑えておいてください。

地元不動産会社のメリット

まずはメリットを3つ紹介しておきます。

1、エリアの土地勘が強い

地元の不動産会社は、長年その地域に根差して活動しています。

買い主を探す際でも、物件の良さだけでなく、周囲の環境の良さも合わせて売りに出してくれるでしょう。

また、周辺の不動産の相場も理解しているので、精度の高い「査定額」を出してくれます。

2、独自の人脈、ネットワークがある

地元の不動産会社は、大手にはない独自のネットワークを持っています。

地域で長い付き合いがいるお客さんも多くいるため、大手の不動産会社では見つけられない買い主を見つけてくれることがあるのです。

3、対応がきめこまやか

大手の不動産会社と比べて、地元の不動産会社が抱えている案件は少ないです。

その分一つ一つの売却依頼にきめ細やかに対応でき、売り主からの要望にも柔軟に対応してくれる傾向があります。

地元不動産会社のデメリット

続いてデメリットについても説明しておきます。

1、担当者によって差が大きい

地元の小規模な不動産会社は、大手のように研修制度等が整っていないケースが大半です。

採用面でも、大手と比べて募集者が少なく、たくさん応募してくれた人の中から優秀な人だけを採用するといったことが出来ません。

その分、担当者によって経験やレベルにばらつきがあり、当たり外れが大きいともいえます。

地元の不動産会社は情報量が少ない?

売りたい人

地元の不動産会社は、大手と比べて持っている情報量が少ないわよね?

と考える人もいると思います。

確かに、大手の不動産は独自のネットワークを持っていることもありますが、地元の不動産会社もある種独自のネットワークを持っています。

さらに、売り物件を「レインズ」に登録すれば、大手と同じだけ購入希望者の目に触れる機会が得られますよ。

MEMO

レインズ・・・全国の不動産情報が掲載されているネットワークシステムで不動産業者しか閲覧することができない。

地元の不動産会社であっても、物件をレインズに掲載することで、幅広く物件を周知させることが可能。

関連記事→【マンションを売る人必見!】あなたは「レインズ」を理解できてますか?

レインズが誕生したおかげで、不動産会社間の情報の格差は大きく縮まりました。

小さな会社でも、大手と変わらない情報量を獲得することができたんですね。

<補足>地元の不動産会社向きの物件タイプ

地元の不動産会社に売却を依頼するといい物件のタイプは、「地方にあり駅から遠い物件」です。

大手の不動産会社は主要な駅の近くに店舗を構えていることが多いので、人口が少ない地方には土地勘がありません。

そもそも地方の物件の売却依頼に対応していないケースもあります。

 

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大手不動産会社に売却を依頼するメリット・デメリット

ここから大手不動産会社のメリット・デメリットをお話しましょう。

こちらも一般論なので、判断基準のひとつにしていただければと思います。

大手不動産会社のメリット

先にメリットからお伝えしていきます。

1、豊富な実績、全国的なネットワークがある

大手の不動産会社は、売買に関する実績や過去のデータを豊富に持っています。

独自の集客経路を持っていることもあり、より多くの買い主にアプローチできる可能性が高まるのもメリットの一つです。

また、より多くの買い主が問い合わせをかけるため、購入希望者を多く抱えているメリットもあります。

2、独自のサービス・オプションを用意している

大手の不動産会社は、独自のサービスを提供していることがあります。

例えば不動産大手の「東急リバブル」は「アクティブ売却パッケージ’アクセル君」という

  • ・定額のリフォームサービス
  • ・ホームステージングサービス
  • ・一定期間で売れなかった場合の売却保証

をセットにしたサービスを提供しています。

通常の売却活動以外で+αのオプションがあることは、大手にしかないメリットと言えるでしょう。

関連記事→海外では常識のホームステージングとは?評判や費用相場、メリット・デメリットを解説!

3、スタッフのレベルが一定の水準にある

大手不動産会社は資金力があるので、人材育成にもお金をかけられます。

新人でもしっかりと研修期間を経て現場に出ていくので、最低限のレベルが担保されているとも言えますね。

また、大手企業になるほど就職人気も高く、スペックの高い人たちが集まりやすいのも特徴です。

大手不動産会社のデメリット

続いてデメリットも紹介します。

1、担当者が人事異動で変わる

大手の不動産会社は、全国に店舗を展開しているため、定期的に人事異動が行われます。

つまり、売却活動中や売却後に、担当者が変わることがよくあるのです。

地元の不動産会社ではあまり異動がないので、最初から最後まで同じ担当者に対応をしてもらえます。

2、対応が画一的で、融通が利かない

不動産会社にかかわらずですが、大手の会社はしっかりとしたマニュアルが作られていることが多いです。

そのため、細かい要望やイレギュラーな事案に対しての対応に弱い傾向があります。

3、担当者が抱えている案件が多い

大手の不動産会社は社員も多いですが、顧客から売却の依頼も数多く抱えています。

1人が複数の案件を同時に回しているので、1件あたりに避けるリソースは小さいといえるでしょう。

<補足>大手の不動産向きの物件タイプ

大手の不動産会社に売却するといいタイプは、駅近の築浅物件です。

駅に近い築浅物件は、比較的若い年代に人気があります。

若い世代で不動産の購入を検討している人達のほとんどは、大手の不動産に問い合わせます。

わざわざ名前も知らない地元の不動産会社に相談に行くケースはまれです。

大手の不動産会社に依頼をしておけば、より多くの見込み客の目に触れることができますよ!

 

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不動産会社を選ぶ際のたった一つの大原則

ここまで「大手」「地元」の不動産会社のメリット・デメリットについて話をしてきました。

どちらも長所・短所があるので、一概にどちらがいいか判断ができない人もいるはずです。

実は、「大手」「地元」のどちらがいいかを考えることにあまり意味はありません。

不動産会社選びの一番のポイントは、「複数の会社を比較・検討した上で判断すること」です。

なぜなら、不動産会社には強み・弱みがあり、担当者によっても経験や実績が大きく違うから。

「大手」「地元」問わず複数の不動産会社の担当者とやりとりをし、その上で信頼のおける不動産会社・担当者に依頼をすることが大切です。

売りたい人

複数の不動産会社とやり取りをしないといけないの?

確かにその方がいいのだろうけど、複数社に依頼をしたり、やり取りをするのは面倒・・・。

確かに複数の会社に依頼をかけると、やり取りをする上で時間と労力がかかります。

しかし、不動産会社選びを間違うと300万円~500万円ほど売却価格に差が出ることもあるんです!

数百万円をドブに捨てるリスクと、少しの手間と時間をかけることのどちらがいいかは明白ですよね。

一番手っ取り早いのは「一括無料査定サイト」を利用すること

とはいえ、複数の会社を一軒一軒回って比較・検討をするのは手間ですし、ネットで一社ごとHPから問い合わせするのも面倒。

そこでおすすめな方法が、不動産売却の主流になりつつある一括無料査定サイトです。

物件の情報をネットで1度入力するだけで、複数の不動産会社に査定を依頼することができるので。

比較・検討することののデメリットである「手間」を徹底的に省くことができるので、利用しない手はありませんよ!

筆者がおすすめする一括査定サイト「HOME4U」

不動産の一括査定サイトは、私が知っているだけでも40近くあります。

とはいえ、不動産会社を選ぶための査定サイト選びに時間をかけていては時間がもったいないですよね?

なので40以上査定サイトの違いを調べてきた私がおすすめする「HOME4U」を使ってみてください。

HOME4Uは、NTTデータグループが運営している日本で最初の不動産一括査定サイトです。

ほとんどの査定サイトが数年の運営実績しか持たない中、HOME4Uは17年間運営を続け、ノウハウを蓄積してきました。

ネットで査定依頼をすることに抵抗がある人は、フリーダイヤルで査定を依頼することも可能ですよ!

売りたい人

HOME4Uというサイトがおすすめなのね。

でも、他にもたくさん査定サイトがあるみたいだから、一応比較してから決めたいな。

という方は、下記記事40近い査定サイトについて詳しくまとめているので参考にしてください。

不動産一括査定サイトのおすすめ5選+評判の30サイトを比較!【総まとめ】

信頼できる不動産会社を選ぶ際の3つのポイント

ここからは、実際に信頼できる不動産会社を選ぶ際のポイントを伝えていきます。

押さえてほしいポイントは下記の3つ。

  1. 不動産会社の強み、得意分野を見極める
  2. モラルが守られている不動産会社かどうかを調べる
  3. 業界団体に加入しているか

それぞれ説明をしていきます。

1、不動産会社の強み、得意分野を見極める

一口に「不動産会社」といっても、取り組んでいる事業は様々です。

会社によっては、「マンションの売却に強い」「新築の戸建売却は得意」といった特徴があります。

不動産会社の強みを知りたいときは、まず公式のホームページを覗いてみてください。

「不動産の売買なら〇〇ハウス」

「首都圏の物件探しなら〇〇不動産」

といった、会社の強みを前面に押し出しキャッチコピーがあるはずです。

また、TOPページで一番大きく表示されている箇所が強みである傾向もあります。

マンションを売却するなら、マンション売却の実績がある会社を選ぶようにしましょう。

2、モラルが守られている不動産会社かどうかを調べる

はっきりいって、不動産会社はモラルが低い会社が多いです。

法律ぎりぎりのグレー行為をする業者もいますし、一般常識にそぐわない行為を働く業者もあります。

一つモラルを見抜く方法として、不動産会社が店頭に出している広告を見てみてください。

不動産の広告は「宅建業法」や「景品表示法」で以下のような記載をすることが禁じられています。

もし禁止されている表現や文言が広告に記載されている場合は、売却依頼は控えた方が賢明でしょう。

[1] 完全、完ぺき、絶対などの用語
[2] 日本一、抜群、当社だけなどの用語
[3] 特選、厳選などの用語
[4] 最高、最高級など最上級を意味する用語
[5] 格安、掘出物、土地値などの用語
[6] 完売など著しく人気が高く、売行きがよいことを意味する用語

引用: 首都圏不動産公正取引協議会−住まいを選ぶ前に知っておきたい(消費者向けページ)−

3、業界団体に加入しているか

不動産業界には、「業界団体」と呼ばれる組織が複数存在します。

「業界団体」に参加する際には審査もありますし、加入後も研修会等が定期的に開催されています。

業界の質を向上させるために発足している組織なので、加入していることは一つの評価基準になります。

不動産会社が業界団体に加入しているか確かめるためには、不動産会社HPの会社概要を見てみてください。

先ほども紹介した東急リバブルの会社概要ページを見てみると、

  • ・一般社団法人不動産流通経営協会
  • ・一般社団法人不動産協会
  • ・公益社団法人首都圏不動産構成取引協議会
  • ・一般社団法人不動産証券化協会
  • ・公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会
  • ・一般社団法人日本投顧問協会
  • ・一般社団法人第二種金融取引業協会

参考: 【東急リバブル】会社概要

といった、加盟団体が一覧で掲載されていますよ。

(※すべての不動産会社の会社概要に掲載されているわけではありません。)

関連記事→【必見!】マンション売却時に信用できる不動産会社を見分ける3つのポイント

信頼できる担当者を見抜くための3つのポイント

ここまでは、「不動産会社」に焦点を当ててきましたが、ここからは「担当者」に焦点をあてます。

どれだけ評判の良い不動産会社であったとしても、担当者に力量がなければ、売却は難航するでしょう。

良い担当者を見抜く上で意識してほしいポイントは下記の3つ。

  1. 身だしなみ、言葉遣い
  2. 実績、経験
  3. 人柄、姿勢

それぞれ説明していきます。

1、身だしなみ、言葉遣い

不動産の売買は、数千万円、数億円という大きなやりとりです。

それだけ大きな金額を扱う立場の人間が、身だしなみ一つ守れていないようでは論外です。

他にも、やり取りをしていく上での言葉遣いにも気を付けてみてください。

メールの文章は取り繕えても、対面での会話でボロが出る担当者は多いです。

2、実績、経験

「不動産会社に勤務してから何年経っているのか、これまで何件ほど売買を成功させてきたのか」

さりげなく担当者に確認してみて下さい。

不動産売買は経験によるところが大きいので、これまでの経験が皆無の担当者に依頼をするのは避けましょう。

3、人柄、性格

実績や経験とは別に大切なのが、担当者の「人柄・性格」です。

どれだけ優秀でも顧客の利益を無視して、売り上げの数字だけを見ている担当者は注意。

数字ばかり見ている担当者は、少し売却価格を下げてでも早く売って今月の売り上げにしたいと考えています。

担当者の姿勢はそのまま売却価格に直結しますから、一番注意深く見ておいて間違いないでしょう。

関連記事→不動産査定時に優秀な営業マンかどうかを見抜く4つのポイント!

不動産会社と媒介契約を結ぶときのコツ

複数の不動産会社を比較・検討した後に、信頼できる不動産会社を絞り込みましょう。

信頼できると感じた不動産会社と晴れて「媒介契約」を結び、売却を依頼します。

媒介契約

不動産会社に物件の売買を正式に依頼する際に結ぶ契約のこと。

「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3種類から選ぶことができる。

一般媒介は複数の不動産会社と契約を結べるが、専任媒介・専属専任媒介は1社のみ契約可能。

関連記事→マンション売る際の媒介契約の違いと契約先の選び方。

最後に、不動産会社と「媒介契約」を結ぶときに使ってほしいテクニックを一つお伝えしておきます。

流れとしては、

  1. 一括無料査定サイトで複数の会社に査定依頼をかける
  2. 「大手」「地元」など、複数のタイプの会社と一般媒介を結ぶ
  3. 期間内に売れなかった場合、一番対応の良かった会社と専属専任媒介契約を結ぶ

の順番です。

1つずつ解説をしておきます。

一括査定サイトを活用すると、大手の会社も地元の会社も候補に挙がってきます。

あえて大手や地元、または中堅の会社など異なるタイプを混ぜて査定を依頼してください。

受け取った査定額や担当者によって、その中から依頼したい会社を絞り込みます。

絞り込んだ会社と、複数の会社と契約を結べる「一般媒介」を利用して売却を依頼しましょう。

一般媒介

3か月ほど様子を見て売却出来なければ、一番信頼のおける会社と専属専任媒介を結んでください。

売りたい人

この3か月間、あなたの会社が一番こまめに進捗を報告してくれ、売却活動も頑張ってくれました。

他の不動産会社とは契約を解除して、あなたの会社と専属専任媒介を結ぶので、これからもよろしくお願いします。

このように伝えましょう。

一般媒介は他の会社に手柄を取られるリスクがあることから、広告費や人件費を投じられないことが多いです。

一般媒介でも営業活動を頑張ってくれた会社ですから、専属での契約になればより一層売却に精を出してくれるはずですよ!

まとめ

大手不動産会社、地域密着型の不動産会社の特徴と、枠組みを超えた不動産会社の選び方をお話してきました。

何度も言いますが、不動産会社選びで売却が成功するかどうか決まります。

絶対に妥協せず、納得の行く不動産会社と出会ってください。

あなたのマンション売却が成功することを祈っています。

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