注文住宅の知識

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ローコスト住宅は安全性に問題ない?不動産のプロが坪単価や価格、メリット・デメリットについて徹底解説

 

家を建てたい人

ローコスト住宅って安いけど安全性は大丈夫なのかな?

あまり予算に余裕がないから検討したいけど、どうして安く家を建てられるのか、デメリットは無いのかをきちんと知りたい。

そういった方の疑問に答えていきます。

家を建てようと思って住宅雑誌やインターネットを見ていると、必ず一度は目にするローコスト住宅

明確な定義があるわけではないものの、一般的には坪単価20~40万円で建てられる住宅を指します。

通常よりも安い費用で建築できるのなら、自分にも建てられそう!と思う方も多いでしょう。

ローコスト住宅は、限られた予算で家を建てたい方にとってピッタリな商品といえます。

でもやはり気になるのは、耐震性能や耐久性などの住宅性能のこと。

「安かろう、悪かろう」で、欠陥住宅にでもなってしまっては困りますよね。

実際にインターネットの口コミなどを見ても、ローコスト住宅に対するネガティブな情報も少なくありません。

いろいろと不安を感じてしまう方も多いことでしょう。

でも、ローコスト住宅の仕組みや安さの理由を知れば、そんな不安も解消できます。

この記事ではローコスト住宅の仕組みや安さの理由、将来的な寿命などを詳しく解説し、あなたの不安を解消します!

もくじ

ローコスト住宅が安いのはなぜか? 安全性は大丈夫?

ローコスト住宅は安価なため、安全性に不安を持つ方が多いのではないでしょうか。

しかしローコスト住宅でも、建築基準法などの法律で定められた基準を満たしているので、決して安全性に問題があるわけではありません。

それではなぜ一般の住宅よりも安い費用で建築できるのでしょうか。

はじめに、みなさんがローコスト住宅に対して疑問に思う「安さの理由」を下記の5つのポイントに分けて解説します。

  • 理由➀人件費が安い
  • 理由➁材料の仕入れ値が安い
  • 理由➂中間マージンがない
  • 理由➃設備費用が安い
  • 理由➄広告費をかけない(CMなどを打たない)

です。

それでは一つずつ見ていきましょう。

①人件費が安い

ローコスト住宅は規格住宅のため、間取りは何通りかのプランの中から選ぶのが基本です。

0から設計する手間を省力できるので、設計担当者の人件費削減を果たすことが可能になります。

通常の注文住宅では、間取りの打ち合わせや仕様決めに膨大な時間がかかることが多いので、これだけでも人件費削減効果は絶大です。

また、最初から規格が決まっているので、材料となる木材はあらかじめ工場で切断することができ、現場作業の省力化も実現しています。

大工は搬入された木材を組み立てるだけなので、現場加工の手間を省くことができます。

そして現場作業が減れば、現場監督の業務量も少なくなるので、よりコストダウンになります。

さらにローコストハウスメーカーの中には、自社で販売網を持たずに、販売は販売会社にまかせて人件費を削減している会社もあります。

このようにローコスト住宅会社は、職人の工賃のみでなく、営業・設計・工事担当者の人件費を減らす工夫や仕組みづくりを行っています。

②材料の仕入れ値が安い

間取りを規格化し仕様を標準化することにより、購入する建築資材の種類を限定することができるので、資材の大量発注が可能になります。

大量に発注できれば、部材一つ当たりの仕入れ値が安くなり、その値段が家の価格に反映されるわけです。

また仕入れる量とは別に、ローコスト住宅を建てるハウスメーカーが独自の仕入れルートを持っている場合もあります。

仕入れの際にかかる中間手数料をできるだけ減らして、生産に近いところから仕入れることができれば、大幅な仕入れ値ダウンにつながりますから。

③中間マージンがない

建築資材が現場に搬入されるまでには、通常いくつかのルートを経由しています。

メーカー、仲卸業者、専門業者、現場という流れですが、さらにその間にいくつかの仲介業者が入る場合もあります。

経由する業者が増えれば増えるほど、手数料や仲介業者の利益などの中間マージンが発生するので、価格も跳ね上がるのです。

ローコスト住宅メーカーは資材の大量発注を行うことで、メーカーとの直接取引が可能になり、大幅なコストダウンを実現させています。

例として、ローコスト住宅の代表格でもあるタマホームを見てみましょう。

引用:タマホームの考える家づくり | 家を建てるならタマホーム株式会社

間に現場の管理会社を置かずに、自社で管理をしているため、中間マージンを省くことに成功しています。

中間業者を省くことは費用面だけでなく、意思決定の速さや無駄なコミュニケーションを減らすメリットもあるんです。

④設備費用が安い

建物の価格にダイレクトに反映しやすいのが設備機器や内外装のグレードです。

特に住宅設備機器は高額商品なので、グレードを下げれば建物全体のコストダウン効果も大きくなります。

また、設備機器はあとから交換することが可能で、建物の安全性や耐久性に直接影響するものではないので、ローコスト住宅では最初にコストダウンのターゲットになります。

ローコスト住宅の設備機器は、ごくスタンダードなグレードになっている事が多く、選択できるバリエーションも限られているのが一般的です。

 

⑤広告費をかけない(CMなどを打たない)

新聞広告やテレビCM、雑誌広告、ネット広告などは非常に有効な集客手段ですが、膨大な広告宣伝費がかかります。

さらにハウスメーカーなどは、全国の住宅展示場にモデルハウスを出展しており、大手ハウスメーカーになるとひとつのモデルハウスに年間1億円もの経費をかけている例もあるのです。

こうした費用は、当然住宅の販売価格に上乗せされるので、広告宣伝費をカットすれば大きなコストダウンにつながります。

ローコスト住宅メーカーでは大々的な広告を打たず、テレビCMもローカル放送のみにするなど、広告宣伝費の削減を図っています。

ローコスト住宅を購入するときの3つのポイント・注意点

ここまでの説明で、ローコスト住宅の安さの理由を理解していただけましたでしょうか。

決して不当な理由で安くなっているわけではなく、各メーカーの企業努力によって、安い価格の住宅を提供できていることがわかってもらえたはず。

ここからは、ローコスト住宅を購入するときのポイントをご紹介していきます。

ポイントは次の3つです。

  • ➀複数のハウスメーカーからカタログを取り寄せて比較する
  • ➁標準仕様や総額の内訳をチェックする
  • ➂会社の販売実績や規模感を調べる

順番に解説をしていきます。

①複数のハウスメーカーからカタログを取り寄せて比較する

いくらローコスト住宅といえども、限られた予算内でできるだけ自分の要望を満たしたいと思うのはいうまでもありません。

住まいに対して求めるものは人それぞれで、価値観や優先順位も人によって異なります。

一方、ローコスト住宅を手掛けているハウスメーカーも数多く存在していますが、住宅会社によってそれぞれに特徴があります。

同じローコスト住宅だからといって、全ての住宅会社が同じ構造や仕様の住宅を建てているわけではありません。

できるだけ早い段階で複数の会社の特徴や価格帯を知っておくことで、選択肢を広げることができます。

自分の要望をもっとも叶えてくれそうな会社はどこなのか、はじめから1社に絞らずに複数のハウスメーカーのカタログを見て比較することが大切です。

例えば、大手不動産ポータルサイトのLIFULL HOME’Sは、カタログ一括請求サービスを提供しています。

予算やテーマ、希望のエリアなど複数の切り口から、希望のハウスメーカーを絞り込むことが可能です。

1社毎にカタログの依頼をする必要がないですし、無料で利用できるのでべんりですよ!

②標準仕様や総額の内訳をチェックする

ローコスト住宅を語っていても、標準仕様のグレードが低く、いろいろと追加変更していくうちに結局高くなるケースもあります。

ローコスト住宅がローコストである理由は、前述した様にあくまでも間取りや仕様が規格化されているためです。

したがってローコスト住宅を検討する際には、標準仕様がどの様なもので、どこまでが含まれているのかを十分に把握しておく必要があります。

建物の構造や屋根材・外壁材の種類、断熱処理の方法、住宅設備機器の機能、付帯設備など、最低限の項目は抑えておきたいものです。

中には初期の金額提示額を安く見せるために、どれもこれも最低限の仕様や設備になっているものも多いので、注意が必要です。

複数のハウスメーカーの標準仕様の総額や内訳をチェックして、それぞれどこがどう違うのかを比較するとわかりやすくなります。

③会社の販売実績や規模感を調べる

たくさんの住宅会社の中から最後に1社に絞り込むのは、非常に難しい決断です。

後で後悔しない様にするためには、会社の販売実績や会社規模を知っておくことも重要になります。

ローコスト住宅を手掛ける会社は、長年の実績や規模によるスケールメリットがあるため、価格を抑えられているわけです。

きちんとした仕組みがない会社が建てるローコスト住宅は、本来のローコスト住宅ではありません。

明らかに質の悪い材料を使っていたり、工事の手抜きがあったりすれば、とても長く住むことはできませんから。

また会社規模が小さいと、倒産のリスクなども気になるもの。

会社の販売実績や会社規模と住宅の品質は必ず一致するとは限りませんが、会社選択の際には判断基準のひとつとして無視することはできません。

関連記事→LIFULL HOME’Sハウスメーカーランキング2019~坪単価や評判からプロが本気評価

ローコスト住宅を購入する3つのデメリット

ローコスト住宅は価格が安い分、当然デメリットがあります。

もちろん、高性能住宅に備わっているような耐久性や遮音性、利便性、高級感などを期待することはできません。

なので、安全性や住宅性能に直接かかわらない部分については、注意が必要です。

したがってローコスト住宅を購入する前には、デメリットを良く知っておく必要があります。

ここでは3つのデメリットについて説明します。

  • ➀デザインがシンプル
  • ➁間取りの自由度が低い
  • ➂設備のグレードが低い

それでは順を追って説明しましょう。

①デザインがシンプル

ローコスト住宅のデザインは、外装もインテリアもシンプルで、複雑な平面形状や余分な装飾などは一切排除されています。

したがって、凹凸が少ない単調な外観になりやすいのがデメリットです。

また、軒の出が少ない、雨戸やシャッターがない、バルコニーが狭い、トイレや浴室に窓がないなどといった使い勝手の面でも支障をきたす場合があるので注意が必要です。

②間取りの自由度が低い

ローコスト住宅は規格プランが基本です。

間取りは、何通りかあるプランの中から選んで決めます。

外観デザインなどと同様に、建築費用を抑えるために間取りは凹凸のない四角いシンプルな部屋になることが多く、1階と2階がほぼ同じ大きさになる総2階建てとなるのが一般的です。

できるだけ壁やドア、窓が少なくなる様にプランニングされていて、変更すると追加工事代金がかかります。

自由に間取りを決めたい方には不便ですが、大きく間取りを変更すると割高になってしまうので、ローコスト住宅のメリットを活かせません。

また、特殊な形状の土地や傾斜地などには建てられないケースもあるので、その様な場合には要注意です。

③設備のグレードが低い

住宅設備機器のグレードは一般的に高くなく、多機能のシステムキッチンやシステムバス、トイレ、給湯システムなどが標準採用されていることは滅多にありません。

通常のハウスメーカーが建てる家の住宅設備よりも、グレードが低く抑えられていると思って良いでしょう。

希望により仕様変更することは可能ですが、その場合には割高になります。

「アイランド型のキッチンにしたい」「浴室は1.25坪の広さが欲しい」「タンクレストイレにしたい」などの理由で仕様をどんどん変えていくと、ローコスト住宅を選んだ意味がなくなってしまうので注意が必要です。

しかし、住宅設備機器メーカーと直接取引を行い、比較的グレードの高い商品を採用しているケースもあるので、複数の会社を比較してみることが大切です。

ローコスト住宅を購入するメリット

ローコスト住宅を購入するメリットは何と言っても安い費用で住宅を手に入れられることです。

「限りある予算の中で住宅を購入したい」

「住宅ローンの負担をできるだけ少なくしたい」

「家に対する強いこだわりがない」

「住宅よりも趣味や旅行にお金を使いたい」

「10年後には住み替える予定がある」

などといった方には、まさにうってつけです。

建築資金に余裕ができれば、その分をインテリア購入資金に充てたり、余暇を充実させたり、老後に備えて貯蓄したりすることもできます。

また、ローコスト住宅は規格型住宅なので、プランニングや仕様決めに時間がかからず、工期短縮ができる点も大きなメリット。

打ち合わせが面倒で時間的余裕がない方、できるだけ早く入居したい方には非常にオススメです。

ローコスト住宅を購入して後悔してしまう人の原因は、ローコスト住宅のことを良く知らずに購入してしまうためです。

デメリットを事前に良く知ったうえで選択肢の一つに加えるのであれば、決して間違った判断ではないと思います。

耐震性に不安がある人は、平屋のローコスト住宅がおすすめ

近年では、平屋のローコスト住宅を積極的に扱う住宅会社が増えています。

平屋にはどんなメリットがあるのでしょうか。

平屋は一般的に2階建ての住宅よりも耐震性が高い

ローコスト住宅は安いからといって、決して耐震性能が劣っているわけではありません。

建築基準法が定める耐震性能はきちんとクリアしています。

しかし、近年の高性能住宅と呼ばれる住宅は、建築基準法の1.5倍(耐震等級3)や1.25倍(耐震等級2)の耐震性能があるのが一般的になりつつあるので、建築基準法を遵守しているだけでは若干見劣りしてしまうのは否めません。

そこで耐震性能に不安がある方には、平屋のローコスト住宅をオススメします。

平屋は2階、3階部分の建物の重量が軽くなるので、耐震面での安心性が高いです。

また万一の際にも、避難が容易になります。

総2階建ての住宅よりも坪単価は高くなってしまいますが、階段や廊下がない分、同じ部屋数でも延べ床面積は少なくてすむので、結果的にトータルコストも下がります。

ワンフロアーなので家事もしやすく、小さな子供やお年寄りも安心して生活できます。

ただし、ある程度の敷地面積が必要になるので、希望の間取りが可能かどうかを良く検討して決める必要があります。

ローコスト住宅を販売しているハウスメーカー5選とそれぞれの坪単価

ここでは、国内を代表するローコストハウスメーカーである5社、

  1. タマホーム
  2. アエラホーム
  3. アキュラホーム
  4. クレバリーホーム
  5. アイフルホーム

の5社についてご紹介します。

タマホーム(坪単価40~60万円)

構造は木造軸組工法を採用しています。

耐震等級3が基本で、ローコスト住宅の中では比較的標準仕様が充実した住まいづくりを行っているのが特徴です。

したがって、標準仕様のままでも決して安普請にはなりません。

年間着工数は約10,000棟~11,000棟で、売上高は常に住宅業界の中で上位に位置しています。

アエラホーム(坪単価30~55万円)

構造は木造軸組工法です。

自由設計を売り物にして、平屋住宅も積極的に手掛けています。

家をアルミで包み込む外張り断熱の家が特徴です。

年間着工数は約1,000棟で、主に東日本を中心に営業展開している創業55年の中堅ハウスメーカーです。

アキュラホーム(坪単価40~50万円)

構造は木造軸組工法です。

ローコスト住宅にもかかわらず、自由設計を売り物にしているのが特徴です。

二世帯住宅や3階建住宅、ZEH住宅、賃貸併用住宅などにも幅広く対応しています。

年間着工数は約1,500棟で、関東から関西までを対応エリアとしています。

クレバリーホーム(坪単価30~60万円)

構造は木造軸組工法です。

標準仕様で総タイル張りとしているのが特徴です。

㈱新昭和が運営母体となるフランチャイズ事業で、全国に営業拠点があり、知名度が高いので社名を聞いたことがある方も多いと思います。

年間着工件数は約1,700~1,800棟になります。

フランチャイズ制をとっているため、実際に営業しているのは地元の工務店になるので、サービス内容にバラツキがある可能性があります。

アイフルホーム(坪単価40~55万円)

構造は木造軸組工法です。

耐震等級は3相当となっています。

母体は㈱LIXILなので、キッチン、システムバス、トイレなどの水回り商品が充実しています。

年間着工件数は約5,000棟で、住宅業界では最大規模のフランチャイズチェーンを誇っています。

フランチャイズ展開しているため知名度は高いのですが、加盟している工務店によってサービス内容に差が出る可能性があります。

ローコスト住宅を購入した人たちの口コミ・評判・体験談

ローコスト住宅を購入した人の口コミや体験談は、インターネットで見ることができます。

いくつか簡単に口コミを紹介しておくと、

男性

低価格でも設備が充実していて広さも十分。家族全員が満足している。

といったプラスの意見もある反面、

女性

最初提示された金額は安かったけど、契約後に金額がどんどん上がっていった。

男性

営業マンの対応が不満。やっぱりローコスト住宅は人件費にしわ寄せがきているのでは。

といったものも多くみかけます。

特にローコスト住宅では、営業マンに対する不満が多い様に感じます。

ローコスト住宅は、人件費を削減することでコストダウンを実現しているという側面があります。

営業マンの人件費も例外でなく削減の対象になっているので、1人の営業マンが数多くのお客様を抱えています。

したがってローコスト住宅の営業マンに過剰な対応を期待すると、裏切られてしまうことになるかもしれません。

また設備や仕様に対する不満は、事前に良く調べておくことで回避できます。

標準仕様を変更すると割高になってしまうのは、全てのローコスト住宅にいえることです。

後から後悔することがない様に、各ローコスト住宅の特徴を営業マンの説明に頼るのではなく、自分で調べることが大切です。

1,000万円台で建てられるローコスト住宅の実例

実際にローコスト住宅メーカーで家を建てると、どれくらいの建築費になるのでしょうか。

ここでは1,000万円台で建てられるローコスト住宅の実例を紹介します。

紹介するのは、タマホーム「大安心の家シリーズ」、クレバリーホーム「キララ(KiRaRa)」、アイフルホーム「i-Prime7」の3つです。

タマホーム「大安心の家シリーズ」

タマホームのベストセラー商品です。

国が定める長期優良住宅に標準仕様で対応していることをはじめとして、オール電化や充実した標準装備が特徴です。

実際に建築した方の情報によると、坪単価は45万円前後になる様です。

30坪で1,350万円、40坪で1,800万円なので、仕様や設備の割に非常に安い価格設定といえます。

クレバリーホーム「キララ(KiRaRa)」

雨で汚れが落ちる外壁タイルの採用や、換気扇・食器を自動洗浄する最新設備の導入など、日々の掃除の手間を軽減するための「おそうじ上手な家」がコンセプトの住宅です。

クレバリーホームで実際に建築した方の坪単価の目安は、45~55万円とされているので、若干幅があります。

坪単価45万円とすると、建築費はタマホームの「大安心の家シリーズ」とほぼ同じになります。

アイフルホーム「i-Prime7」

間取りやプランは決められたものの中から選ぶ規格住宅ですが、耐震等級3、断熱等級4で、いずれも最高等級となっていて、次世代省エネ基準をクリアしているネット限定住宅です。

i-Prime7の「7」は700万円台で家が建つということの様ですが、最終的な坪単価は42~50万円程度になることが多い様です。

それでも40坪未満であれば1,000万円台で建築可能です。

以上3つの例を紹介しましたが、施工エリアや施工内容、オプション工事の有無によって金額が変わります。

ローコスト住宅に関するQ&A

最後にローコスト住宅に関する3つの質問に回答していきます。

ローコスト住宅の寿命って? 20年後、30年後も大丈夫?

ローコスト住宅の購入を検討している方にとって、耐久性の問題は大きな不安要素のひとつだと思います。

しかしローコスト住宅の中にも、国が定めた長期優良住宅に対応しているものもあります。

ローコスト住宅だからという理由で、20年や30年でボロボロになってしまうなど、極端に耐久性に劣るということはほとんどありません。

一方、住宅の寿命は、どんな住宅でもメンテナンス次第で短くなってしまいます。

ローコスト住宅には、屋根材や外壁材などにメンテナンス周期が短いものが使われていることも多いので、一般住宅よりもメンテナンスコストが高くついてしまうことがあります。

しかしローコスト住宅でも、高耐久仕様の塗装や、耐久性の高い屋根材、防汚機能のある外壁材などを選んでおけば、通常の家と耐久性に全く違いはありません。

ローコスト住宅なら頭金がなくても買える?

ローコスト住宅は建築費が安いので、収入が少なくても住宅ローンが組みやすくなります。

以前は建築費の2~3割程度の頭金がないと住宅ローンの審査に通りませんでしたが、最近は頭金なしでも住宅ローンが利用できる金融機関もあります。

また、住宅金融支援機構のフラット35も現在は頭金なしで借入可能になっています。

しかし家を建てるためには建築費以外にも、地盤調査費用や建築確認申請費用、

契約金、印紙代、地鎮祭・上棟式費用、登記費用など様々な費用がかかるので、ある程度の現金を手元に用意しておく必要があります。

ローコスト住宅はハウスメーカー、工務店、設計事務所のどこに依頼すべき?

ローコスト住宅を建てているのはハウスメーカーばかりではありません。

近年では工務店や設計事務所でローコスト住宅を扱うことも多くなりましたが、それぞれメリットとデメリットがあります。

ハウスメーカーで建てる最大のメリットは、建築資材の大量仕入れや現場施工の省力化など、ローコスト住宅を建てる仕組みづくりが確立していることです。

また、カタログや営業所にあるモデルハウスなどで、仕上がりのイメージが確認できることもメリットになるでしょう。

品質も比較的安定していて、保証やアフターサービス体制も充実しています。

一方、間取りやデザインが画一化しているため、変形地や傾斜地などでは建築できないケースもあります。

工務店や設計事務所に依頼すれば、この様な土地でも建築可能です。

また、ローコスト住宅に手慣れた工務店や設計事務所であれば、地元の木材を使用したり、工法を工夫したりすることで、費用対効果の高い住宅を手に入れることも可能になります。

ただし、工務店や設計事務所で建てる場合には、依頼先によって品質のバラツキが大きくなるので注意が必要です。(設計事務所に依頼する場合でも、施工するのは地元の工務店になります)

中でも「ローコスト住宅でこだわりのデザインを実現したい」という方には、設計事務所がオススメです。

完全自由設計なので、個性的な住宅を建てることが可能になります。

ただし、設計事務所に依頼する場合には、建築費の10~20%程度の設計料がかかるので、その分のコストアップは覚悟しなければなりません。

いずれにしても、ローコスト住宅の施工実績が豊富な会社を探すことが重要です。

関連記事→ハウスメーカーと工務店はどっちがおすすめ?坪単価の違いや割合、メリット・デメリットなどを紹介!

まとめ

ローコスト住宅に関する疑問や不安は解消できましたでしょうか。

ローコスト住宅の安さの理由や安全性、それぞれのローコストハウスメーカーの特徴などを知っておくと、安心して選択肢の一つに加えることができる様になりますよね。

何度も繰り返しますが、多くのローコスト住宅が安い理由は、間取りや仕様を規格化しているためです。

仕様変更や追加要望を重ねていくと、ローコスト住宅のメリットを活かすことができなくなって、結果的に普通の住宅で建てた方が安かったということにもなりかねません。

あらかじめ各社の仕様や特徴を良く理解して、できるだけ標準仕様で建てることがローコスト住宅を建てる上では重要になることを是非覚えておきましょう。

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